abn 長野朝日放送

2022年12月24日 土曜 午後3時45分～4時 放送

がんは、日本人の2人に1人が生涯に1度はかかると言われる身近な病気です。最近では高齢者だけではなく、働き盛りの若い世代で罹患し、仕事を続けながら治療を行うケースも増えつつあります。その中で欠かせないのが、治療による見た目の変化に対するサポートです。脱毛や皮膚・爪の変色、乳房の喪失など、治療によって患者の容姿にもさまざまな変化があらわれます。周囲の目が気になったり、人と会う気持ちになれなかったり、精神面への影響も少なくありません。

がん治療の中核的な役割を担う都道府県がん診療連携拠点病院等では、がん患者の悩みに応える「がん相談支援センター」が設置され、治療のことだけでなく仕事やお金など幅広い相談を受け付けています。外見の変化に関する悩みや気持ちの辛さにも寄り添い、その人らしい療養生活が送れるようさまざまな支援を行っています。がん診療連携拠点病院のひとつ、諏訪赤十字病院がん相談支援センターでサポートの内容について話を聞きました。また、医療機関だけでなく民間の施設などでもアピアランスケアの取り組みが進められています。