コロナ禍での早期発見・予防に向けた長野県内の取り組みの最前線
俳優の東ちづるさんは、コロナ禍のさなかで早期の胃がんが見つかり、去年2月に手術を受けました。テニスやスキー・旅行で「信州とはお付き合いが深い」という東さんは、手術を受け、「いま人生で一番元気」と語ります。
一方で「コロナ禍で胃が痛くても病院へ行くことをためらい、がん検診には不真面目だった」とも言います。県健康づくり事業団によると、新型コロナの感染拡大が本格化し、県内では2020年度に市町村が実施するがん検診を受けた人は13万人余り。前年度と比べて20%余り減りました。この減少率から試算すると、緊急事態宣言による外出自粛の影響などが原因で、県内で60人弱のがんが見つからなかった可能性があるといいいます。
番組では自らの体験をもとにがんの早期発見を呼び掛け、検診の大切さを訴える東さんのインタビューを紹介。県内のがん検診の状況や、内視鏡を使った体に負担の少ない胃がんの早期治療の最新技術をお伝えします。また、大腸内視鏡検査や子宮頸がんのワクチン接種など、予防に向けた県内の取り組みの最前線を紹介します。
2022年3月27日 日曜 午前10時~10時55分 放送
出演:東ちづる(俳優)/ 大槻瞳(abnアナウンサー)