世界はたくさん人類はみな他人
映画「アレクセイの泉」で知られる本橋成一監督の最新作「アラヤシキの住人たち」が県内で公開中です。 ポスターに書かれたコピーは「世界はたくさん、人類はみな他人」 われわれ世代なら分かると思いますが、かつて「世界は一家 人類はみな兄弟」というCMがありました。 戸締りと火の用心を呼びかけながら街なかを練り歩くという今思えば中々ハイテンションなCMでした。 監督曰く、あのコピーの世界観に以前から違和感があったそうで「宗教も文化も違う世界はひとつなんかではなくて、元々みんな他人なんだ。他人同士がそれぞれ一番大切にしていることを認め合うことが大事なんじゃないか」 楽観的な時代だったのかも知らんね。 あすは今日より確実に良くなるんだと。 映画を見て監督の話を聞いて、セットで沁みてきました。