abn 長野朝日放送

旅人：ラッシャー板前、島田秀平

皆それぞれに好きなラーメンがある。流行の味とスタイルに生唾を飲むこともあれば、昭和の香り漂う昔ながらの味にほっとひと安心することもある。今回注目するのは、昔から愛され続けるラーメン職人、中でも看板娘ならぬ看板おばあちゃんのいる店だ。いずれも信州ラーメンの草分け的名店。今宵、あの懐かしい味がよみがえり、きっとまた食べたくなるに違いない。ラッシャー板前と島田秀平がおばあちゃんたちに会いに行く。

□ふくや(長野市)2代目 小林みさをさん(82)
　長野の元祖中華そば屋といったらここが浮かぶ人は多い。見た目が黒い醤油スープとじっくりと煮込んだ自家製チャーシューが特徴。昭和32年に屋台から始め、妻科店の現店主は四代目。創業当時からの味を忠実に守り続けている。2代目のおばあちゃんは引退して久しいが、今も店前で元気にお客に挨拶している。
　3代目おかあちゃんが営む県町店に今年10月事件が…。

□白水(長野市)‘ふさちゃん’こと 関谷房枝さん(76)
　常連が呼ぶ「ふさ」ちゃん(76)が一人で賄うラーメン屋。年季の入ったカウンターのみの店。今年10月で店じまいの予定だったが常連の猛反対で延期することに。亡き夫と始めた店は今年11月で54年目を迎える。高校時代の友人数人で毎月開くお茶会が今は何よりの楽しみ。ゆくゆくは甥に暖簾を明け渡すつもりというがはたして。

□万両(長野市)渡辺耿一郎さん(71)とおばあちゃん従業員たち
　店主の渡辺耿一郎さん(71)は2代目。初代・渡辺利司さんが、昭和29年創業。従業員の名物おばあちゃん達、4人が、ワゴンでどんぶりを運ぶのがお決まり。常連はサラリーマンから家族連れ、年齢層も幅広い人気店。にゅるにゅる麺が真骨頂。

「おぉ!信州人」は、毎月1回放送します。