abn 長野朝日放送

旅人：ラッシャー板前　ダニエル・カール　松坂彰久(abnアナウンサー)　冨岡美希(abnアナウンサー)

　大地と水、そして風土が育てた信州の母の味“蕎麦”と“うどん”。その伝統の味を愛し、受け継いでいこう奮闘する信州人を、ラッシャー板前と山形弁のタレント ダニエル・カールが訪ねる。

　新蕎麦のシーズンが到来し風味豊かで一番美味しい時期に蕎麦名人・集落を訪ねるのは、ラッシャー板前と冨岡美希アナウンサーのコンビ。ちょっと珍しいお蕎麦「オコガケ」を求めて鬼無里へ。山間地ならではの生活の知恵が生んだその味は、集落のおばあちゃんたちがいまも手間を惜しまず作り続け、生き甲斐にしているという。また千曲市稲荷山の名店「つる忠」に信州そば界の名物大女将・市川富士さん（83）を訪ねる。「蕎麦打ちには人柄が大事」という大女将の蕎麦打ちに込める思いとは。

　一方、ダニエル・カールと松坂彰久アナウンサーは、「うどん」に恋した信州人の元へ。長野市松代には、旅行会社を早期退職し、うどん店を開いたご主人がいる。添乗員として全国を食べ歩いた経験をもとに、自ら製麺し松代の食材を活かしてうどんを作る。お客さんを喜ばせたいと味を追求し、さらにうどんを通して仲間たちに出会い、地域を元気にしたいと奮闘する。また坂城町にはお姑さんの味を受け継ぎ、うどん屋を営む夫婦がいる。かつてはうどんが大嫌いだった店の女主人、お姑さんの打つうどんでその美味しさに目覚めたという。うどんの具やおしぼりうどんのねずみ大根は、店の前の畑で夫が栽培している。一杯のうどんは、夫婦が互いを思いやる気持ちが隠し味になっている。

　信州のソウルフード「そば」と「うどん」。生まれ育った故郷で店を構え、地域の人々が大切に守ってきた味を受け継ぐ信州人たちの温かな心意気に迫る。

「おぉ！信州人」は、毎月１回放送します。

○ふるさとの館
住所:長野県長野市鬼無里3157-13
電話:026-256-3377
4月～11月末まで営業(要予約)

○五十里うどん 麺味座(めんみくら)
住所:長野市 松代町 豊栄字虫歌 6154-1
電話:026-278-0141
月曜日定休(祝日は営業)
営業時間:昼11:30～14:00
火・水・木曜日=昼のみ
金・土曜=17:30～20:00
日曜日=11:30～19:00

○つる忠
住所:千曲市稲荷山996
電話:026-272-1022
不定休
営業時間:11:00～14:30

○かいぜ
住所:埴科郡坂城町大字中之条2366-3
電話:0268-81-3595
月曜・火曜休み
営業時間:11:30～14:00

○そば処 上條
住所:安曇野市穂高5256-1
電話:0263-82-4411
月曜定休(祝日は営業)
営業時間:11:00～15:00

○むらの駅つくし
住所:長野県長野市中条950
電話:026-267-2214
火曜定休
営業時間:10:00～17:00