ある日、がんと診断されたら‥患者が抱える不安の一つが「お金」です。入院や長期の通院治療、仕事の休業による収入減など、がん患者や家族には“お金の現実”が重くのしかかります。
番組では、がんとともに生きる人たちの声とともに、がん治療にかかる費用や支援制度、患者を支える相談窓口などをご紹介します。医療の進歩とともに治療の選択肢が広がる中で、どのように治療を選び、どうお金と向き合うのか。そして治療の負担が少なく済む、がんの「早期発見」についても考えます。
生活は苦しい…それでも大好きな店に戻りたい
3年前肺がんステージ4と診断された女性(67)。今夏、脳への転移も見つかりました。一人で音楽喫茶を営みながら、日中はパート勤務もこなし生計を立てています。高額な医療費の工面に苦しみながらも、生きがいである自分の店と治療の両立を模索しています。
白血病と診断されたシングルマザー
松本市で高校生の一人息子と暮らすシングルマザー(43)。3年前白血病と診断され、治療で思うように働けない中、息子の将来のために蓄えてきたお金も治療費に充てざるを得ませんでした。
梅宮アンナさんが伝えたい「お金のこと」
去年、乳がんを公表したタレントの梅宮アンナさん(53)。治療には、科学的根拠があり保険適用内で受けられる「標準治療」を選んでいます。がん治療の出費への備えの大切さも発信しています。
がん患者や家族を支える公的制度・相談窓口
がん治療とお金、さらに仕事について、誰でも気軽に相談できる窓口があります。また治療費や生活費を支える公的制度や保険についても取り上げます。専門家への取材を通し、がん治療をめぐるお金の問題を考えます。
2025年11月3日(月・祝)午後2時50分 放送
ナレーション:中野希友未(abnアナウンサー)
モデル・タレント 梅宮アンナさんほか