日本人の2人に1人ががんにかかる時代。身近な病気になりつつあるとはいえ、「がん」と診断されたら大きなショックを受け患者本人や家族は心身ともに疲弊していき、深い孤独の「闇」へと追い込まれてしまう場合も少なくありません。
今、新たな「希望の光」として注目されているのが「がん光免疫療法」(頭頸部アルミノックス治療)。レーザー光でがん細胞をピンポイントに攻撃するのが特徴で、2021年1月から頭頸部がんで保険適用となり、県内では信州大学附属病院で去年12月から受けられるようになりました。
一方、松本市にはがんで19歳の息子を失った経験から、闘病中の子どもと家族に「光が差す場所」=「子どもホスピス」を信州に作ろうと、活動を続ける男性がいます。
また、「子宮頸がん予防の光」となっているのが、HPVワクチンの接種。ワクチンの高い効果が確認されている一方、接種は県内も含めて低調です。パリ五輪女子柔道の金メダリスト・出口クリスタ選手(塩尻市出身)は 自らの経験からSNSを通してワクチン接種と検診を呼び掛けています。
番組では県内で受けられる先進的ながん治療や予防について紹介し、「光が照らす明日」を目指す患者やその家族の思いをお伝えします。
2024年10月14日(月・祝) 午後1時54分 放送
出演:出口クリスタ(塩尻市出身・パリ五輪女子柔道金メダリスト)
大槻瞳(abnアナウンサー)