ロボット支援手術が変えるがん治療の未来
今や日本人の2人に1人が「がん」にかかると言われる時代。
決して他人ごとではありません。その一方で医療の進歩に伴い、早期発見・治療で治る確率は高まり、がんは不治の病でなくなりつつあります。
がん治療には「手術療法」、「薬物療法」、「放射線療法」と大きく3つの種類があり、いずれも近年、目覚ましい進歩を遂げています。その手術療法のひとつで普及が進んできているのが手術用のロボットを用いて行う「ロボット支援手術」です。
番組では「地域がん診療連携拠点病院」のひとつ、長野赤十字病院を例に、ロボット支援手術について伝えます。患者の体に小さな穴をあけ、そこからロボットに取り付けた器具を体内に入れ、医師が操作して行うロボット支援手術は「低侵襲」(ていしんしゅう)つまり、体の傷が比較的少なく済む特徴、さらに人間では表現できなかった動きができるロボットと、医師の豊富な知識と経験による技術が組み合わさることで、従来できなかった手術も可能にしています。
そのほか、年々健康保険の適用範囲が広がってきている現状や国や現場の医師が想像するロボット支援手術の未来についても紹介します。
2024年3月30日(土)午後3時15分~3時30分 放送