abn 長野朝日放送

がんの治療において、三大治療法として、手術などの外科治療、薬物療法、放射線治療があります。外科治療の中でも、近年普及が進んできているのが手術用のロボットを用いて行う「ロボット支援手術」です。患者の体に小さな穴をあけ、そこからロボットのアームに取り付けた器具を体内に入れて、医師がロボットのアームを遠隔操作して手術を行う方法です。体の傷が比較的少なく済む上に、人間の手ではできない自由度の高い動きができるため、より繊細な手術が可能です。また、年々保険の適用範囲が広がってきており、患者の金銭的な負担も少なくなりつつあります。

がん診療連携拠点病院のひとつである諏訪赤十字病院を例に、ロボット支援手術についてくわしくお伝えします。