abn 長野朝日放送

近年、関心が高い先進医療を分かりやすく特集
進化する医療を支える医師・看護師・家族の思いにもせまる

急速に進歩を続けるがん治療。ロボットを使った手術や陽子線治療など、全額自己負担の場合、高額となる先進的ながん治療について、近年、健康保険の適用が拡大している。陽子線治療は今年4月から肝臓がん・すい臓がんなどが新たに適用となった。ロボット支援手術も4月から結腸がんなどの手術が追加された。

治療の難しい一部の血液がんを治療する「CAR-T細胞療法」も、2019年から保険診療となっている。「CAR-T細胞療法」は患者の血液から免疫細胞を取り出し、がんと闘えるよう強化して体内に戻すもので、信州大学の研究グループが世界中で進む研究の最先端に立っている。そのきっかけは約20年前、グループを率いる教授と白血病の少女との出会いにさかのぼる。当時、少女の治療を担当していた教授に家族から投げかけられた言葉、

そして少女に骨髄を提供し、現在は信大病院の看護師として働く兄の思いとは…番組では治療を受けた患者の声も紹介しながら、信州のがん治療の最前線について紹介する。