長野赤十字病院 高精度放射線治療センター
2016年11月、長野赤十字病院(長野市)にがん治療のための高精度放射線治療センターが完成しました。リニアックと呼ばれる放射線治療装置が2台体制となり、これまで以上の治療が可能になりました。
放射線治療の技術進歩により、がんの位置や形をより正確に検出し集中して照射することが可能になり、以前に比べ副作用も少なくなっているといいます。また、高精度放射線治療センターでは、働きざかりの患者の増加にともない、仕事帰りに外来で放射線治療を受けられるよう試みを行っています。
日本では放射線治療を受ける患者数は年々増加しており、現在、がん患者の約3割が放射線治療を受けています。その現状について、高精度放射線治療センター長 兼 放射線治療科部長の佐々木茂医師にお話を伺いました。