大槻瞳ブログ

学校登山②

明日の駅前テレビは、

先週に引き続き

「みんな一緒に!107人と行く学校登山」

後編をお送りします!

 

先週の放送では

登山に向けての準備段階の様子を

お伝えしましたが、

 

明日は、いよいよ学校登山本番。

 

挑戦するのは、

北アルプスの女王、燕岳。

 

 

果たして登山に参加した107人、

揃って頂上まで辿りつけるのか?!

 

ということで、

日本三大急登・標高差1300mを一気に登ります。

 

 

私は、箱根にある金時山(標高約1200メートル)に

小学生の時上った経験がありますが、

本格登山は今回が人生初でした。

 

中学高校時代も海外生活が中心で

お恥ずかしながら

「学校登山」という言葉も

信州に来て初めて耳にしました。

 

学校で登山・・・。

 

信州に学校登山という文化がある

と伺った時は

 

体力も運動神経もばらばらな

中学生に教育の一環として

山を登らせる意図って何だろう?

というのが率直な感想でした。

 

 

登山前の取材や、

学校登山経験者の方のお話の中で

 

自然に触れられる、

つらい事を乗り越えるのも大切

という理論は理解できましたが、

「なぜそれを学校登山という形で?」

という疑問は正直残っていました。

 

 

それが今回、ロケを通して

学校登山に密着という事で

中学生と一緒に登山をさせて頂き・・

 

“百聞は一見にしかず”

 

とはまさにこの事ですね。

 

 

学校登山がどれほど

子どもたちを成長させ

人生を豊かにするものなのか

実際に参加することで

非常によく分かりました。

 

 

「山登りは人生そのものだ」

と、登山をされる方は言います。

 

下り坂上り坂の繰り返し。

 

砂利道や足場の悪い道があり

急登や大きな壁にぶつかる事もあり

 

天候によって状況が大きく変化してしまう事も

もう嫌だ!投げ出したい!と思う瞬間もあります。

 

しかしつらい経験を乗り越える度に

強くなって、成長をして。

 

そして、頂上に辿り着いた時

この上ない喜びを感じるのです。

 

美しい景色を見ながら、

ああ頑張ってよかった!と、心から思うのです。

 

 

私は燕岳の頂上に辿り着いた時、

大げさではなく人生観が

変わったような感覚がありました。

 

パッと左を向いた瞬間に広がる

美しい緑と、頂き周辺の真っ白な雪渓、

同じ高さから見るアルプスの稜線。

今まで見たどの景色よりも美しく

都会のどんなに素晴らしい

イルミネーションも

どんなに高いビルから見る夜景も

この自然の美しさには敵わない

と痛感しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

あの景色を目の前にした時の感動を

私は一生忘れません。

 

また、次の日4時起きで見たご来光。

 

あの美しさたるや・・

言葉では言い表せられないほど感激しました。

 

辺り一面に広がる雲海はとても神秘的で、

自分よりも下に雲があるというのは

不思議な感覚でした。

 

 

山の魅力、山登りの楽しさを

知らずに東京に籠らなくてよかったです。

 

そして綺麗な眺めもさることながら

学校登山での子供たちの成長にも

強く胸を打たれました。

 

色んな理由で、

登山をできない子もきっといるので

登山をできる事に感謝しなければいけない

という事も忘れず、

これからも信州の学校を中心に

学校登山という文化は大切にして頂きたいと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく素敵な夏の思い出がまた一つ増え

松本市立開成中学校の皆様や

協力して頂いた皆様に

この場を借りて感謝申し上げます。

 

ありがとうございました。

 

と、ネタバレぎりぎりのブログはこの辺にして・・

明日の駅前テレビ 是非ご覧ください*。