草田敏彦ブログ

わが師の恩

休みの日、午前3時に目が覚めてしまい、思い立って雨飾山(小谷村)に向かいました。

途中のコンビニで食料を調達していると見覚えのある方がいて中嶋豊さんでした。

前の晩に中嶋さんの新刊の話を夫婦でしたばかりだったので本当に驚きました。

中嶋さんはかつて〝山のお巡りさん〟の名で知られた県警山岳遭難救助隊の元隊長です。

取材でお世話になり、以来わたしが私淑する方です。

聞けば「きょうから穂高に入るから若い衆に差し入れを」と焼酎を買ってらした。

わたしは山に行くときは中嶋さんの「信州山歩き地図」を持参しています。もちろん今回の登山も。

いつだったか岩菅山で、東京から来た年配の登山者にこの本でルートを説明してあげると

「良い本ですね。どこで売っていますか?東京でも買えますか?」と聞かれた。

「アマゾンで買えますよ」

「え?ブラジルの?」

「…」

 

下山後、

中嶋さんの新刊「信州新百名山」を目当てに書店に行ってみると

割といい値段だったので今回は勇気をもって引き返しました。