おぉ!信州人

おぉ!信州人

放送内容

旅人:ラッシャー板前、久米田彩

日本三大火祭りの一つに数えられ、国の重要無形民族文化財にも指定されている野沢温泉村の道祖神火祭りは、村の男衆が社殿を囲んで松明の攻防戦を繰り広げる勇壮な祭り。厄祓い・良縁祈願・初子祝いの意味合いが濃く、祭りにかける村人の思いは熱い。この火祭りを仕切り勤め上げてこそ、男たちは一人前として認められ、さらに祭りの伝統を守り引き継ぐ中で、世代を超えてつながり合い結束を強めてきた。地勢的に奥まった村の生きる術でもあるのだ。

20150210_01.jpg 祭りの主役は、数え25歳の厄年の男と彼らを支える数え40・41・42歳の三夜講(さんやこう)と呼ばれる厄男たち。中むら屋旅館の一人っ子・佐藤彦(げん)さん(25)は、今年の火祭りで“野沢の男”になろうとしている。その大一番をラッシャー板前が追いかける。今年の三夜講総括は、村の若者から‘頼れる兄貴’と慕われる、野沢温泉スキー場勤務の高澤公治さん(42)。村の男衆をまとめ上げ、無事祭りを成功させることはできるのか。

20150210_02.jpg 今回、初子の祝いで灯篭を立て火祭りに奉納する新米ママ・河野由貴子さんは、元国内ランク1位のプロスノーボード選手(旧姓金田)。大会で村に長期滞在していた時、中島屋旅館の若旦那と知り合い結婚、現在女将修行の真っ最中。村で生き、祭りを支える女たちの思いに、リポーターの久米田彩が迫る。

さらに、今年の祭りに合わせて、かつて村総出で新郎新婦を祝い子孫繁栄を願った儀式「白鳥徳利」を復活させようと、ラッシャー板前は惣代や村長を巻き込みプロジェクトを仕掛ける。

村人たちをつなぎ熱く躍動させる火祭りに、信州人の心意気をみる。

 

「おぉ!信州人」は、毎月1回放送します。