おぉ!信州人

おぉ!信州人

放送内容

無題

全国的に移動販売車の数が増加、今注目を集めています。山間地域に暮らす高齢者など近くに店がなく車を持たない買い物弱者たちの元を訪れ、小さなしかし切実なニーズに応えて暮らしを守る移動スーパーがあります。また一方、常設店舗に比べて初期投資や維持費が格段に少なくて済み、機動力を活かして売上を確保できるメリットから、‘店を持ちたい’‘故郷を元気にしたい’と、夢を実現させる若者たちもいます。移動販売車に様々な思いを載せて走るオーナーたちの奮闘ぶりを追いかけます。

★藤沢魚店の移動販売バス 藤沢正さん(高山村)

20150907_1 もともと、母が一輪車で行商をしていた商売を引き継ぎ 45年前に移動販売を始めた店主の藤沢正さん(71)。改造バスに品物を積み、火木金の週3日間、高山村内を回っています。朝3時から長野市の市場で仕入れ、積み込みは、正さんと奥さん、息子、正さんの弟の4人で行い、正さんがひとりで移動販売に出向いています。移動販売エリアは、高山村の奥山田地区。周辺にスーパーもなく、この地域に暮らす車の運転もままならないお年寄りたちは、週3日、正さんのバスが来るのを心待ちにしています。

 

★Santarosa サンタローザ 滝澤宗徳(むねのり)さん(諏訪市)

20150907_2 滝澤宗徳さん夫婦で賄う屋台ピッツァ。高校を卒業後、建築業を経て、30歳の時に薪窯で焼くピッツァの美味しさに出会いました。自分もこんな仕事がしたいと、マルデナポリ松本店で修業。ピッツァを焼けば焼くほど、益々、薪窯の魅力に惹かれ、2011年、車に薪窯と夢を乗せて移動販売を始めました。

 

★移動ラーメンショップ とんちんかん(上田市)

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今年で30年目を迎える移動販売の老舗。創業者の松井幸雄さん(65)は、交通事故で大けがを負い入院していた33歳の時、テレビで米国のビーチバレーを見て、背景に映ったホットドッグを売る車に釘づけになり、ラーメンの移動販売をひらめいたといいます。それまで経営していた飲食店を売り、父親から借金をして移動ラーメンショップを始めました。30台まで事業拡大した絶頂期、リーマンショックが襲います。現在は軽自動車2台に減りましたが、現場を社員にまかせ裏方として支えています。様々な苦境をド根性で乗り越えてきた、老舗移動ラーメン屋の波乱万丈ストーリーを紹介します。

 

「おぉ!信州人」は、毎月1回放送します。