おぉ!信州人

おぉ!信州人

放送内容

湯けむり探訪 秘湯旅館と新米女将の情熱温泉

旅人:ラッシャー板前 久米田彩(温泉ソムリエ) 松坂彰久(abnアナウンサー)

 2014年最初のグッと来る信州人探し、キーワードは「温泉」。信州が全国に誇る観光資源を武器に「歴史を守ろうとする人」「おもてなしに奔走する人」など、湯けむりの向こう側で奮闘する信州人を追いかけ、その知られざる姿に迫る。

高峰温泉「ランプの宿」 ~雲上の一軒宿を守り続ける父子物語~

おぉ!信州人(湯けむり探訪 秘湯旅館と新米女将の情熱温泉) 小諸市の高峰高原に建つ「ランプの宿」は、標高2000mからの眺望と抜群の効能が人気の「雲上の温泉宿」。開業以来57年、後藤英男社長(52/小諸市出身)を中心に家族が力を合わせて湯を守り続けている。しかし、その歴史は苦難と向き合った軌跡そのもの。今は亡き祖父が中心となり鉱泉を開発、ようやく常連客も増え始めた矢先に火災で宿が全焼、そして再建を期し資金繰りに奔走…。父・克己さん(83/諏訪市出身)とともに七難八苦と格闘しながら、再び人気の温泉宿に返り咲かせた。その道のりを振り返り英男さんは言う「自然の摂理に沿うことが不便というなら甘んじて受ける、そんな宿が一軒ぐらいあってもいい」。大自然の頂に暮らす覚悟と歓び。客の笑顔のウラ側にある「雲の上の奮闘劇」をラッシャー板前と温泉ソムリエ久米田彩がリポートする。

下諏訪温泉「聴泉閣かめや」 ~老舗旅館再興を託された若女将の奮闘記~

おぉ!信州人(湯けむり探訪 秘湯旅館と新米女将の情熱温泉) 中山道唯一の温泉宿場として栄えた下諏訪温泉。しかし近年は不景気の影響を受け、明治創業の老舗「聴泉閣かめや」が13年1月に経営破綻。その後、地元企業に再建が託され、宿は11月にリニューアルオープンを迎えた。若女将に指名されたのはグループ会社のホテルで宴会係を務めていた26歳の‘OL’・三澤璃奈さん(岡谷市出身)。経営のノウハウはもちろんフロント業務の経験さえゼロ。「これから何が起こるのか想像できない」と不安気だ。そんな新米女将のもとに、初めての繁忙期・年末年始の書き入れ時がやってくる。若女将の細腕奮闘記を松坂彰久アナウンサーがリポートする。

「おぉ!信州人」は、毎月1回放送します。