おぉ!信州人

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放送内容

地獄谷物語 ~サルに恋した男たち 秘湯を守る女たち~

旅人:ラッシャー板前 久米田彩

山ノ内町の「地獄谷野猿公苑」は今年6月開苑50周年を迎える。世界の北限に生息する野生猿が温泉に入る姿を間近に見る事ができ、海外では‘スノーモンキー’とも呼ばれ国内外から多くの観光客を集めている。公苑の開園は、ひとりの鉄道マンの情熱からはじまった。サルへの思いを募らせ苦労の末餌付けに成功、地獄谷の自然をこよなく愛した男の熱き生き様に迫る。また、地獄谷野猿公苑のすぐ近くにある一軒宿、地獄谷温泉「後楽館」。大自然の中の秘湯として代々受け継がれ、名物の「ちまき」は女将たちの手に寄って守られて来た。「地獄谷」の自然と共に生きる信州人たちの人間ドラマを描く。

地獄谷野猿公苑を開いた鉄道マン 原 荘悟(はら そうご)
おぉ!信州人(地獄谷物語 ~サルに恋した男たち 秘湯を守る女たち~) 長野電鉄の職員だった原は、地獄谷の自然に魅せられ、多くの人が訪れ自然について学べる場所にしたいと考えた。「野生猿を餌付けすれば観光資源にもなる!」 長野電鉄に企画書を提出、社内ベンチャーのさきがけでもあった。来る日も来る日も山に通い5年に及ぶ挑戦の末、ついに餌付けに成功。世界でも珍しい温泉に入るニホンザルたちの公苑ができた。以来、原は初代苑長として、野猿公苑を守った。「自然保護とは、結局は人間保護」と語っていた原。当時を知る人々の証言や再現ドラマを元に原さんの情熱を描きだす。
地獄谷温泉「後楽館」 秘湯を守る女たち
おぉ!信州人(地獄谷物語 ~サルに恋した男たち 秘湯を守る女たち~) 地獄谷温泉の一軒宿「後楽館」。雪深いこの地で旅館を守りつづけるのは簡単な事ではない。ここの女たちのたくましさは格別だ。様々な文人墨客、文化人や経済人が訪れ、女将たちの暖かいもてなしに癒されてきた。地獄谷の厳しい自然の中で、生きてきた女たちの物語をサブストーリーで紹介する。

おぉ!信州人」は、毎月1回放送します