おぉ!信州人

おぉ!信州人

放送内容

ラーメンの神様と呼ばれる男~信州人・山岸一雄の麺の道60年~

旅人:草田敏彦(abnアナウンサー)

 日本の国民食・ラーメンの歴史はまだ浅いが、実は東京ラーメンと信州には深いつながりがある。そんなラーメンの歴史を作った一人と言っても過言ではない「信州人」が中野市出身の山岸一雄さんだ。今回の「おぉ!信州人」は、”ラーメンの神様”と呼ばれる池袋・大勝軒の創業者の生き様に迫る。

おぉ!信州人(ラーメンの神様と呼ばれる男~信州人・山岸一雄の麺の道60年~) 荻窪ラーメンの文化は、信州そば職人の転身がきっかけで始まった。戦後間もない頃、入手困難なそば粉に代わって小麦粉で麺を打ち始めた信州人たちが、荻窪を拠点にラーメン屋を旗揚げしたのが始まりと言う。山岸さんも荻窪「丸長」のグループに加わって修行し、信州そばスタイルともいえるつけ麺を考案して世に出した。
おぉ!信州人(ラーメンの神様と呼ばれる男~信州人・山岸一雄の麺の道60年~) その後、東池袋で「大勝軒」を創業し、つけ麺が大当たりする。山岸さんの人柄もあって多くのファンが大勝軒のつけ麺を味わい、大人気店となった。2007年、地区再開発により閉店が決まった時、連日長蛇の列ができたのは記憶に新しい。
 二人三脚で店を切り盛りした亡き妻・二三子さんとの心温まるエピソードや足の病に悩まされた苦しい時代など、番組では数々のエピソードを再現。60年に及ぶ山岸さんのラーメン人生におけるラーメン作りの信念や客への思い、味へのこだわりを伝える。