旅人:ラッシャー板前 久米田彩(タレント)
信州は、温泉地数が全国第2位という有数の温泉王国。そんな信州で、開湯以来1300年もの歴史を重ねてきた山ノ内町・渋温泉に、温泉好きで知られるラッシャー板前が訪れ、グッとくるご長寿ばあちゃんたちに出会う。
どこか懐かしい温泉街を散策するラッシャー板前の前には、浴衣姿の美女が現われる。美女を追ってたどり着いた先には、名物ばあちゃんが待っていた!
表通りから一歩入った温泉街の老舗ラーメン店「米龍」の店主は、浦野米子さん(84歳)。「とうふラーメン」を看板メニューに、40年間一人で店を守り続けている。一生働いていたいと厨房に立つ浦野さんのバイタリティーはどこからくるのか?
また、老舗喫茶店「信濃路」の店主である一山靖子さん(89歳)は軽妙なトークが自慢の元アルペンスキー選手。豆にこだわったコーヒーと靖子さんの人柄が地元の人々に愛されている。化粧品や雑貨を扱う元・松田ストアーの店主だった松田れいこさん(97歳)。現在は客が持ち込んだあらゆるものを販売する不思議な店「おもしろ夢倶楽部」を切り盛りしながら、地元に伝わる民話を紙芝居に残す活動をしている。
旅の途中、温泉ソムリエの資格を持つ浴衣美女との出会いを果たしたラッシャー板前。不老長寿の湯に浸かる元気いっぱいのばあちゃんたちとふれあう中で、地元を愛し旅人をもてなす信州人の心に迫る。