ライチョウ写真家 高橋広平

ライチョウ写真家 高橋広平

ライチョウ写真家

高橋広平

1977年 北海道苫小牧市に生まれる
1998年 単身、長野県に移住
2007年 雷鳥に出会い、一目惚れ。独学で写真を始める
2013年 第4回田淵行男賞岳人賞を受賞する
現在、「雷鳥とその生態系」というテーマのもと、安曇野を拠点に活動中

~展示作品について~

高山で暮らす生き生きとしたライチョウの写真を多数展示。
四季を通してたくましく生きるライチョウの姿をご覧いただけます。

ライチョウ写真家 高橋広平 作品
ライチョウ写真家 高橋広平 作品
ライチョウ写真家 高橋広平 作品
ライチョウ写真家 高橋広平 作品
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ライチョウ写真家 高橋広平 作品
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高橋広平さん コメント

・・・それは、「一目惚れ」でした。

人は何かを本気で好きになった時、生き方そのものを変えざるを得ないことがある。
それまでの自分を変えようと始めた登山で劇的に「雷鳥」と出会い、一目惚れをし、
彼らを知るために写真を始め、それまで勤めていた会社を辞め、
彼らの棲む北アルプス山中で働くことになった私がまさによい例です。
その謎多き生態をひとつひとつ紐解き、知っていく程に想いは深いものになっていきました。
オスは体を張ってメスを守り、メスは命を懸けてヒナを育てる。その営みは人間臭く、愛おしい。
おそらく彼らへの想いが、この叶うことのない片思いが、
私を吹雪荒れ狂う厳冬期の高山にすら登らせ、シャッターを切らせるのでしょう。

「人は出会い、知ることで変わることができる。」

この言葉は、私の中の「願い」や「祈り」のようなものです。
彼らを知り、彼らを取り巻く環境や生態系に関心を持ち、それまで興味のなかった
花や蝶をはじめとする様々な動植物を愛するようになったように、
私の写す彼らの姿が誰かの「変化」の一助になれば、
それは表現者として大変幸せなことだと思います。

今回の展示では私の主軸展示である「雷鳥 ~四季を纏う神の鳥~」と、私が”雷鳥写真家”として
生きるきっかけとなった”とある番いのライチョウたち”の物語をまとめた「こがねさんと銀さん」
というふたつの写真作品群を展開してみました。
これを機会にひとりでも多くの方にライチョウの魅力を伝えることができれば幸いです。

雷鳥写真家・高橋広平