abn 長野朝日放送

私がその場所を訪れたのは今から５年前。古い街道沿いに建つ旧商家を、ゲストハウスに改装している最中でした。古材を使い、ボランティアなどと一緒に、可能な限り自分たちで施工するスタイルで進められていたリノベーション。
まかないで振る舞われた中華丼の味、今でも忘れることができないほど美味しかったのを覚えています。何でも、飲食店での調理経験がある、オーナーの夫が手掛けたものだとか。

長野県の農家民宿や民泊などに実際に泊まってみて、その宿と周辺の魅力をとことん楽しもうというシリーズ企画。今回はその、５年前にリノベーション真っ最中だった飯田市のゲストハウスを取り上げることにしました。

番組の仕上がりをチェックする立場の私がひとつ楽しみだったのは、去年の秋に開店したという「ラーメン店」が取材先に含まれていたこと。行列ができる人気店として有名なその店、実はあの、美味しい中華丼を作ってくれたオーナーの夫が店主を務める店だったのです。

佐野ラーメンの流れをくむ絶品ラーメンと、古民家ゲストハウスの魅力。泊まってみなければわからないことって、あるんですよね。