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渋滞対策や防災力強化に向けたドローン活用実証実験

交通渋滞対策や防災力の強化に向けてドローンを活用した物資配送の実証実験が軽井沢町で行われました。

デリシア軽井沢店を離陸したドローン。軽井沢町でドローンを活用した物資輸送の実証実験が行われました。
約5km離れたキャンプ場へ「自動遠隔運航」で食料品などを配送します。
軽井沢町では慢性的な交通渋滞や少子高齢化による買物困難者の増加などの課題を抱えています。
県内の交通や観光に携わるアルピコホールディングスは今年、物流会社やドローンを使った配達業者などと課題の解決に向け業務提携を結んでいます。

■アルピコHD 佐藤裕一社長
「ドローンは交通渋滞の回避、ドライバー不足への対応、技術の粋を集めたものですので、イノベーション・技術発展に今後寄与していく。」

使用するドローンは3辺の合計が100cm以内で重さ5kgまでの荷物を積むことができます。中に入れることで空気抵抗を防ぎ、重心も安定するため「置き配」が可能です。

■ライジングフィールド軽井沢・池田佳史さん
「(渋滞で)デリシアに行くにも30分~40分かかってしまうこともあるので、こうやって10分ぐらいで届けてくれるのであれば買いだしにも活用させていただきたいと思います」
アルピコホールディングスでは将来的に、中山間地の高齢者にも物資を運びたいとしています。