佐久市と神津島村の交流は1万3000年前から
約1万3000年の時を経て新発見です。佐久市の遺跡から発見された石器に、東京・神津島産の黒曜石が使われていることが分かりました。
明治大学「黒耀石研究センター」の分析により佐久市寺畑遺跡から発見された縄文時代初頭の石器の1つに、東京都神津島の黒曜石が使われている事が分かりました。
その石器は「掻器(そうき)」という皮のなめしに利用した道具と考えられています。
■明治大学黒耀石研究センター 藤森英二さん
「蛍光X線分析といって、黒曜石に特殊な光を当てて中の成分の違いによって産地を探る方法があるのですが、それによってこれが神津島産のものだとわかった」
佐久市から東京都神津島までは太平洋を隔て直線距離で約230km。
佐久市と神津島村は1994年に友好都市提携を結んでいて、今回の発見はこの現代の絆が約1万3000年前からつながっていたことを証明します。
■明治大学黒耀石研究センター 藤森英二さん
「約1万3000年前だと思うが、その頃200数十キロ離れた海の向こうから佐久市の山の中にまで黒曜石が運ばれたことが今回確実にわかった。間違いないと思った時は少しやっぱり興奮しましたね」
1万3000年越しに証明された絆、今後は黒曜石を市内の文化財施設に展示することも検討したいとしています。
明治大学「黒耀石研究センター」の分析により佐久市寺畑遺跡から発見された縄文時代初頭の石器の1つに、東京都神津島の黒曜石が使われている事が分かりました。
その石器は「掻器(そうき)」という皮のなめしに利用した道具と考えられています。
■明治大学黒耀石研究センター 藤森英二さん
「蛍光X線分析といって、黒曜石に特殊な光を当てて中の成分の違いによって産地を探る方法があるのですが、それによってこれが神津島産のものだとわかった」
佐久市から東京都神津島までは太平洋を隔て直線距離で約230km。
佐久市と神津島村は1994年に友好都市提携を結んでいて、今回の発見はこの現代の絆が約1万3000年前からつながっていたことを証明します。
■明治大学黒耀石研究センター 藤森英二さん
「約1万3000年前だと思うが、その頃200数十キロ離れた海の向こうから佐久市の山の中にまで黒曜石が運ばれたことが今回確実にわかった。間違いないと思った時は少しやっぱり興奮しましたね」
1万3000年越しに証明された絆、今後は黒曜石を市内の文化財施設に展示することも検討したいとしています。