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病院老朽化で伊南行政組合が県に支援を要望

医療の課題は各地にあります。老朽化などを理由に新築を目指す上伊那地域南部で唯一の総合病院について、運営する行政組合が県に支援を要望しました。

要望書を提出したのは、4つの市町村で構成される伊南行政組合です。
駒ケ根市にある昭和伊南総合病院は239床を有する上伊那の南部・伊南地域唯一の総合病院です。
開業から42年が経過し、建物などの老朽化や高度化する医療機器などへの対応が課題となっています。
おととしの基本計画では約167億円と見込まれていた事業費が、建築資材の高騰などにより去年9月時点で約271億円まで増加しました。このため県に対し、病院建設への支援などを求めました。

伊南行政組合 伊藤祐三組合長(駒ヶ根市長)
「住民の皆さんの安心安全、命を守るためにはどうしても病院の新築が必要です。その判断のもとでぜひ県にもお力をお借りしたい」

伊南行政組合では2029年に新病院の開業を目指したいとしています。