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車ではね山中に遺棄 検察・懲役15年を求刑

佐久市で2023年12月、男性を車ではねた後、山の中に遺棄したとして殺人の罪などに問われている被告の裁判員裁判で、検察は懲役15年を求刑しました。

殺人などの罪に問われているのは、佐久市の無職・佐藤英伸被告（34）です。起訴状などによりますと佐藤被告は2023年12月、佐久市の市道で中沢秋雄さん（当時85歳）を車ではねてけがをさせた後、長和町の山中に放置して死亡させたとされています。

論告で検察側は動機は身勝手・危険な犯行で殺意があり、殺人罪が成立するとして、懲役15年を求刑しました。

一方、弁護側は被害者が助からないと思ったが故の暴走として成立するのは死体遺棄罪としました。

判決は30日に言い渡される予定です。