車ではねて山中に放置 殺人などの罪で男の初公判
佐久市で、おととし12月男性を車ではねた後山中に放置したとして、殺人の罪などに問われている男の裁判員裁判が、長野地裁で始まりました。男は殺人罪については否認しました。
殺人や過失運転致傷などの罪に問われているのは、佐久市の無職の男(34)です。
初公判の罪状認否で被告は、交通事故を起こした過失運転致傷や道路交通法違反の罪は認めましたが、殺人罪については「死亡してもやむを得ないと思って決意したわけではありません」と否認しました。
起訴状などによりますと被告は、おととし12月佐久市の市道を横断していた当時85歳の男性を車ではねて、多発性外傷のけがをさせました。
その後、男性を山中に放置して多発性外傷及び低体温症により死亡させたとされています。
検察側は、冒頭陳述で「被害者は山中に投棄された後しばらくは生きていた」。
「被告は、被害者が死んでもやむを得ないと考えていて殺意があった」などと指摘しました。
一方、弁護側は事故や隠ぺい工作については争わないとした上で「事故後の救命可能性が明らかではなく被告は、被害者が助かる状態ではないと考えていたため殺人罪に問うことはできない」などと主張しました。
21日は被告人質問があり、判決は30日に言い渡される予定です。
殺人や過失運転致傷などの罪に問われているのは、佐久市の無職の男(34)です。
初公判の罪状認否で被告は、交通事故を起こした過失運転致傷や道路交通法違反の罪は認めましたが、殺人罪については「死亡してもやむを得ないと思って決意したわけではありません」と否認しました。
起訴状などによりますと被告は、おととし12月佐久市の市道を横断していた当時85歳の男性を車ではねて、多発性外傷のけがをさせました。
その後、男性を山中に放置して多発性外傷及び低体温症により死亡させたとされています。
検察側は、冒頭陳述で「被害者は山中に投棄された後しばらくは生きていた」。
「被告は、被害者が死んでもやむを得ないと考えていて殺意があった」などと指摘しました。
一方、弁護側は事故や隠ぺい工作については争わないとした上で「事故後の救命可能性が明らかではなく被告は、被害者が助かる状態ではないと考えていたため殺人罪に問うことはできない」などと主張しました。
21日は被告人質問があり、判決は30日に言い渡される予定です。