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地産地消で資源を循環させる最先端モデル施設が完成

産業ガス大手の企業が、松本市に資源循環モデルを実証する施設を完成させ、関係者などにお披露目されました。

オープニングセレモニーには、松本市の臥雲義尚市長や地元の関係者など約60人が出席しました。
大阪市に本社を置くエア・ウォーターが建設した「地球の恵みファーム・松本」は、地産地消エネルギーによる資源循環モデルを実証する施設で、敷地面積は1万平方メートルあります。
施設は、地域で利用されなかった木材などを用いて合成ガスを製造するバイオマスガス化発電プラントや、施設内で発電した電力や熱を使用してサーモンなどの養殖事業を行うスマート陸上養殖プラントなど4つの設備で構成されています。

■エア・ウォーター地球の恵みファーム 江口明日美グループリーダー
「木質系の枝とか木とか食品廃棄物を原料として地域から持ってくる、持ってきた原料を用いて、各施設でエネルギーと資源に返還してエネルギーを場内で、かつ資源も場内で利活用しつつ、地域に電気・熱・肥料という形で還元する形を取っている」

地球の恵みファーム・松本は一般にも公開される予定で、地元の小学生などの学習の場としても活用されるということです。