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特殊詐欺被害が止まらない…警察官かたる手口が急増

県内でも特殊詐欺の被害が後を絶ちません。
特に、警察官をかたり全財産を奪おうとする「ニセ警察詐欺」が急増しています。

県警のまとめによりますと、電話でやりとりをして現金などをだまし取る「電話でお金詐欺」は、先月末までに199件と、前の年の同じ時期と比べ43件増加しています。
被害額は11億7800万円余りで、前年と比べ倍増以上となっています。

特に注意すべきなのが「ニセ警察詐欺」です。
電話でお金詐欺のうち約40%を占め、被害額も7億8100万円余りに上っています。
犯人はビデオ通話で偽の警察手帳などを見せ、警察官だと信じ込ませようとしてきます。
県警によりますと、ニセ警察詐欺では「全財産を調べる必要がある」などとうたい、被害者の全財産をだまし取ろうとしてくるのが特徴です。

実際に、1件当たりの平均被害額は1000万円を超えていて、警察が注意を呼び掛けています。