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台風19号災害を教訓に…土砂災害 救出の手順確認

2019年の台風19号災害から間もなく6年です。長野市では土砂災害が発生したと想定した救出訓練が行われました。

■訓練
「頭の部分探そう頭の部分顔出してあげよう」

訓練とは思えない本番さながらの緊張感。手作業で土砂をかき分け要救助者を救い出そうとしています。
救出訓練は長野市の中央消防署が実施し、管内の消防士など約30人が参加。車両2台が土砂崩れに巻き込まれ、土砂に埋まった人もいるという想定で行われました。

■隊員
「土砂崩落はこの位置から下に起きている(巻き込まれた車は)これっぽいね」

今回は初めて、重機を所有する民間企業と連携して訓練が行われました。
さらに…。

■記者リポート
「今、隊員が土砂崩落のあった現場に2台のセンサーを設置しました」

土砂監視センサーはレーザーで土砂の動きを監視し、土砂崩れの危険を音で知らせます。
隊員たちを二次災害の被害から守る訓練も重点的に行われました。

■長野市消防局中央消防署 倉島今朝継署長
「(救助活動中の)職員の殉職も全国的にはある。そういうことを無くすような(救助)活動にしていきたい」

台風19号災害から間もなく6年。消防もあらゆる自然災害を想定して、いざという時に備えます。