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多頭繁殖…ウサギの緊急譲渡会

飼う生き物の特性を知ることが重要です。
伊那市では5日、「多頭繁殖」で増えすぎて、保護されたウサギの緊急の譲渡会が開かれました。

ケージに入ったウサギたち。
伊那保健福祉事務所が、緊急の譲渡会を開きました。
これらのウサギは、以前の飼い主のもとで数が増えすぎてしまう「多頭繁殖」が発生し、保護されたウサギです。
48匹が保護され、このうちきのうは、22匹の飼い主を募りました。

■伊那市から
「困っているウサギさんいるならちょっと(飼育を)検討しようかって言って、今回みんな連れてきました」「見てる、すごい見てる」

このあと…このウサギを引き取ることを決めました。

■伊那市から
「命を扱うっていう大変さと、自分よりも弱いものに対する優しさとか、そういうのを教えてくれる存在になれば」

飼育には、責任が伴います。譲渡会では、飼育方法も説明されました。
特にウサギは、繁殖力の強い生き物です。
年に7回から8回出産できることから、必要に応じて不妊・去勢手術を行うことも呼び掛けられました。

■県伊那保健福祉事務所・小木曽郁子さん
「飼う動物の特性を理解していただいて、飼っていただく必要があるかと思います。家族の一員として大事に飼っていただけるご家庭が多いと見受けられましたのでこちらもうれしく思っています」

会場では16匹の引き取り先が決まり、その場で受け取った人も…。

■飯田市から
「うれしいです。かわいがりたいと思います」

次回のウサギの譲渡会は、25日に開かれる予定です。