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タイヤ脱落で歩行者がけが 整備士2人が不起訴処分

長野市で4月、走行中の乗用車のタイヤが外れ歩行者4人がけがをした事故で、長野地検は書類送検された整備士の男性2人を不起訴としました。

長野地検は過失運転致傷や、業務上過失傷害の疑いで書類送検されていた自動車販売会社の31歳と22歳の男性整備士2人を29日付で不起訴としました。
事故は4月、長野市中越の県道を走行していた乗用車の後ろのタイヤ2本が外れ、この内1本が歩行者に衝突し4人が軽いけがをしました。

警察によりますと整備士2人は、乗用車の検査の際に、後輪のブレーキドラムと車軸を結ぶ部品を装着し忘れていました。さらに、31歳の整備士は、検査した車を走行中、異常な振動を確認したにも関わらず、直ちに車を止めなかったとされています。

長野地検は不起訴について「証拠関係や反省状況などの事情を考慮した」としています。