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市民団体 松本市立病院に分娩継続を求める

4月に起きた医療事故を受け、分娩を休止している松本市立病院に対して、市民団体が分娩の継続を求める申入書を伊佐治裕子副市長に手渡しました。

申入書を手渡したのは病院がある、波田地区などの住民で作る「松本市立病院の在り方を考える会」です。考える会は、医療事故が公表された7月以降、「病院側が地元住民に説明なく分娩の休止を決めた」として医療事故の検証や分娩の継続を求めました。

■事務局・荒井宏行さん
「分娩を外すということになると市立病院の大きな柱が失われる。非常に危機感を感じております」

申入書では他に、医療事故に関する住民説明会の開催や医療従事者の確保などを要望しました。伊佐治副市長は、「公立病院として果たすべき役割は心得ており、総合的な判断で方針を決めていきたい」と話しました。