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梅宮アンナさんが語るがん闘病を600人が聴講

9月は「がん制圧月間」です。
21日、松本市では乳がん治療中のタレント梅宮アンナさんの講演会が開かれました。がんになってもポジティブでいられる秘訣とは?

■梅宮アンナさん
「私の順番が来たなということを一番自分の中で覚えています」

去年8月、ステージ3の乳がんを公表したタレントの梅宮アンナさん(53)。
21日、松本市で自身の闘病体験を語る講演会を開き、約600人が参加しました。
梅宮さんは、右胸の全摘手術や抗がん剤・放射線治療を約10カ月間続けてきました。
治療法の選択において、エビデンスに基づく最良の治療法である「標準治療」にこだわり、ネット上にあふれる誤った情報に警鐘を鳴らしました。

■梅宮アンナさん
「私たち患者もある程度勉強しなくてはいけない。何が間違っていて何が正しいのか。わらにもすがる思いっていうのに自分がならないようにしなくてはならない。私はきちんとしたエビデンスのある標準治療を選んだ」

また、がんの告知を「新しい世界への入口」と前向きに受け入れたと話す梅宮さん。
がん経験者から「ポジティブさを保つ方法」を聞かれると…

■梅宮アンナさん
「そんなにポジティブじゃない。泣くこともすごく大事で、人間って喜怒哀楽をちゃんと出していかないと、無理に笑うとどこかで無理が出る。ネガティブさも持つことは必要」
会場には、がんの相談コーナーや患者の見た目のケアなどに関連するブースも設けられました。