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早くも稲刈り 猛暑の影響で今年のコメの出来は?

県内は22日も気温が上昇し暑い一日となりました。
猛暑と戦う日々を続けてきた農家は収穫の時期に入っています。今年の出来に影響はあるのでしょうか?

安曇野市の宮澤ファームでは早くも「あきたこまち」の稲刈りが始まっています。

■宮澤ファーム・宮澤和芳さん
「収穫は8月19日から始まっています。」

あきたこまちはコメの中でも収穫時期が早い品種です。宮澤ファームでは高温の影響で、生育が進み去年よりも3日早く稲刈りが始まりました。

今年の夏は、猛暑によりコメが割れてしまう「胴割れ」や、夏に活動が活発化するカメムシによる被害などが心配されていましたが・・・出来は、どうでしょうか?

■宮澤ファーム・宮澤和芳さん
「やっぱり若干、猛暑の影響っていうのは見えるんですけど、間違いなく品物的には一等になるコメには仕上がってきていますので、そこまで心配したほどの影響はないかなと思いますね。」

宮澤ファームでは45ヘクタールの田んぼで約10品種、270トンの米を生産しています。
猛暑による被害を抑える対策をしてきました。

■宮澤ファーム・宮澤和芳さん
「うちの会社としては高温があったので、水のかけ方だとか、あとカメムシの防除の時に高温対策の肥料を混ぜたりだとかちょっといろいろな工夫をしていたので、今のところそんなに影響はないんですけど、果たしてそれをやっていなかったらどうなっていたかっていうのは、今後しっかり検証しなければいけない部分ではあるので。」

全国的には、猛暑や水不足などの影響で新米が高値で取引されるとの見通しが強まってい


■宮澤ファーム・宮澤和芳さん
「農家の皆さん、暑い中必死にやってはいるので、その辺をご理解いただければという部分はあります。かと言ってあまりにも高すぎちゃうと消費者の皆さんがコメを食べづらいという状況になっちゃってもいけないので。その辺は今後うまくバランスをとって。」

稲刈りは10月上旬まで続きます。