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バス廃止で通学困難 住民が長野市長に要望

長野市で廃止の方針が示されているバス路線の沿線6地区の代表者が、通学手段の確保などを訴え市長に要望書を提出しました。

長野市のバス路線をめぐっては、アルピコ交通と長電バスが運行する市内6つのバス路線について廃止の方針が示されています。
信州新町、七二会、中条など6つの地区では、住民が利用している路線バスが9月末に1路線、来年3月末には2路線が廃止予定となっています。

提出された要望書には、来年4月以降、長野市が予算を計上し2路線で予定される市営バスの運行について記載されています。
特に、中学生や高校生が通学手段として利用する時刻での運行本数の確保、通学割引制度の拡充を強く訴えています。

■信州新町地区住民自治協議会・黒岩伸雄事務局長
「中山間地に住んでいる子どもたちが、かわいそうにならないことだね。中山間地に住んでるゆえに、便利じゃないと、不便だということを味わわないようにしていただければと」

市長との意見交換では、既に信州新町地区などで運行している乗り合い型の公共交通のさらなる活用など、路線バスに代わる新たな交通手段に関しても議論が交わされました。