県内ニュース

約1500個仕込んで…迎え盆 おやき店にぎわう

北信地域のお盆の食卓に欠かせないおやきを求め、長野市の店では朝から多くの人でにぎわいました。

善光寺の門前にあるおやき店「さんやそう」。午前9時の開店と同時に続々と客の姿が…。トレーいっぱいにおやきを乗せていきます。

■長野市内から
「(何個買いました?)10個買いました。野沢菜と辛み大根とか。ここに来たらいつも買っている」

お盆の時期は家族で集まっておやきを食べるのが定番。「大量購入」が特徴です。

■門前農館「さんやそう」店長 小林瑞さん
「観光客は1~2個。きょうみたいな日は20~30個買っていってくれるから。きょうみたいな日は紙袋で」

店内には事前予約分の大量のおやきが入った紙袋が積まれていました。

■長野市内から
「おやきは今まではずっと私の母親が作ってたんですけどお墓に入っちゃったので母親の作ったおやきが懐かしいなと思って買いました」

いつもは午前6時から仕込み作業を始めますが…

■門前農館「さんやそう」スタッフ
(けさは何時から仕込みを?)「きょうは(午前)4時ですね。そうじゃないと間に合わないので」「1500個ぐらい、いつも(のお盆)に比べると少なめですが」「お盆は急かされて忙しくけぜわしく」

たっぷりの具を優しく皮で包みこの店では、一度蒸してから表面に焼き目を付けます。一番人気の「丸ナス」は争奪戦です。

■客
「いいよいいよどっちみちまた来るので持ってってこれ」

■客
「え、でも…」

■客
「(2人はお知り合いですか?)いえ違います」「人気だからね丸ナス」

無事にゲットできました。

■長野市内から
「娘と孫と息子も帰省しているので家族皆で、大きいナス丸ナスのおやきをいただきます」「昔は祖母が作ってたんですけど、なかなかうまく作れないからここのはおいしいので」

■長野市内から「お墓参りでお迎えしてきてその足でいつもここに寄るので、ここのおやきが一番良いって家族に言われるもので忘れていくと怒られちゃう」

家族の絆を深めるおやき。午後3時すぎには完売しました。