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佐久市の公立病院医師2人を収賄容疑で起訴

特定のメーカーの医療機器を優先的に使う見返りにメーカーから現金を受け取ったとして、佐久市の公立病院の男性医師2人が16日付けで起訴されました。

収賄の罪で起訴されたのは、佐久市立国保浅間総合病院の整形外科に勤務する40代の男性医師2人です。

捜査関係者によりますと医師2人は、2021年から去年にかけて医療機器メーカー「日本エム・ディ・エム」の製品を整形外科の手術で優先的に使う見返りとして、メーカーから現金合わせて58万円を受け取ったとされています。

また「日本エム・ディ・エム」の営業担当社員や元社員の男性3人も贈賄の疑いで書類送検されました。

「日本エム・ディ・エム」の製品を使う度にメーカー側が医師に「ポイント」を与え、私的な飲食費の領収書などと引き換えに現金を渡していたということです。

5人はおおむね容疑を認めているということです。