参院選候補者に聞きたいこと…コメ高騰への対応は?
シリーズでお伝えしている「参院選候補者に聞きたい『5つのコト』」です。
県区に立候補している5人の候補に同じ質問をして、その回答から訴えの違いやスタンスを探ります。
9日は「コメ高騰」についてです。
参院選県区に立候補しているのは、届け出順に、参政党・新人の竹下博善さん(42)。自民党・新人の藤田ひかるさん(35)。立憲民主党・現職の羽田次郎さん(55)。諸派・新人の山田雄司さん(35)。諸派・新人の加藤英明さん(66)の5人です。
市民生活を直撃した「コメ高騰」の問題。「小泉農水大臣が打ち出した随意契約備蓄米放出はどう評価するか?消費者そして生産者も含めたコメ政策の考え」を聞きました。
■参政・新人 竹下博善候補(42)
「コメが国民に届かない状況なので、備蓄米放出は仕方ないと思うが、放出してしまったらいざという時の備蓄米が無い状態。この状態を招いたのは、50年にわたる減反政策が影響している。政府も言っていますが、増反に切り替えていく」
自身が必要と考えるコメ政策は…。
■参政・新人 竹下博善候補(42)
「地域を植木職人として回ってきて、様々な地域で声を聴いてきた。とにかく田んぼの跡取りがいないということが問題になっている。コメ農家さんの所得をしっかり補償していく。それをやらない限りは跡取り問題も解決しないし、今後の問題も解決しない」
■自民・新人 藤田ひかる候補(35)
「備蓄米の放出に関しては流通の課題もあり、価格が高騰する中で随契で放出したことで、価格抑制効果は一定程度あったと思っている」
随意契約の備蓄米放出を評価する一方…
■自民・新人 藤田ひかる候補(35)
「ただその上で、コメ価格の適正化、お米だけじゃなくて農産品の価格の適正化については、消費者目線だけじゃなくて生産者目線も大事。特に長野県選出の参議院議員という意味では、生産者目線での価格の適正化を図っていく。それが食料安全保障にもつながる、農家さんの生産基盤の強化にもつながると思っている」
■立憲・現職 羽田次郎候補(55)
「ただ価格を下げていくということだが、1800円とか2000円の随意契約のコメを放出すれば平均価格が下がるのは当たり前。銘柄米はいまだに4300円とかになっているので、効果は薄かったと思う」
政策転換は、タイミングが重なっただけと指摘します。
■立憲・現職 羽田次郎候補(55)
「私自身、参議院では農林水産委員を務めているので、前の江藤農林水産大臣、今の小泉大臣にもそれぞれ質問したが、今回たまたま随意契約をするタイミングが江藤前大臣の失言もあって小泉大臣がそれを発表するタイミングだっただけで、方針は農林水産省の中で決まっていたと思う」
■諸派・新人 山田雄司候補(35)
「実際のスピード感というのはすごいなと思ってみていた。だが、我々チームみらいとしては、ああいった対応が必要になる手前の部分の仕組みの部分が整っていないことが今回の混乱の原因の1つと考える。紙での情報集約が主になっていると聞いているので、そこのデジタル化を進めることで、どのエリアにどれくらいコメがあるのか、今後どれくらいのお米が今後市場に出るのか見えれば、不安から来る買占めは避けられる」
独自に推進したいコメ政策として…。
■諸派・新人 山田雄司候補(35)
「農作業を楽にするようなテクノロジー化、ロボット化が選択肢として入ってくる必要がある」
■諸派・新人 加藤英明候補(66)
「備蓄米は緊急事態の時に出すものなので、今出すのは適正ではないと思う。無ければ輸入するとかだと思う。その前に日本の減反政策とかがよくないと思う」
コメ政策を重視するとして、財政支援を強調します。
■諸派・新人 加藤英明候補(66)
「生産者の方、消費者の方、やはり公的なお金を使いながら重要なことなので、そうした政策が重要かと思う」
参院選は7月20日に投開票が行われます。
県区に立候補している5人の候補に同じ質問をして、その回答から訴えの違いやスタンスを探ります。
9日は「コメ高騰」についてです。
参院選県区に立候補しているのは、届け出順に、参政党・新人の竹下博善さん(42)。自民党・新人の藤田ひかるさん(35)。立憲民主党・現職の羽田次郎さん(55)。諸派・新人の山田雄司さん(35)。諸派・新人の加藤英明さん(66)の5人です。
市民生活を直撃した「コメ高騰」の問題。「小泉農水大臣が打ち出した随意契約備蓄米放出はどう評価するか?消費者そして生産者も含めたコメ政策の考え」を聞きました。
■参政・新人 竹下博善候補(42)
「コメが国民に届かない状況なので、備蓄米放出は仕方ないと思うが、放出してしまったらいざという時の備蓄米が無い状態。この状態を招いたのは、50年にわたる減反政策が影響している。政府も言っていますが、増反に切り替えていく」
自身が必要と考えるコメ政策は…。
■参政・新人 竹下博善候補(42)
「地域を植木職人として回ってきて、様々な地域で声を聴いてきた。とにかく田んぼの跡取りがいないということが問題になっている。コメ農家さんの所得をしっかり補償していく。それをやらない限りは跡取り問題も解決しないし、今後の問題も解決しない」
■自民・新人 藤田ひかる候補(35)
「備蓄米の放出に関しては流通の課題もあり、価格が高騰する中で随契で放出したことで、価格抑制効果は一定程度あったと思っている」
随意契約の備蓄米放出を評価する一方…
■自民・新人 藤田ひかる候補(35)
「ただその上で、コメ価格の適正化、お米だけじゃなくて農産品の価格の適正化については、消費者目線だけじゃなくて生産者目線も大事。特に長野県選出の参議院議員という意味では、生産者目線での価格の適正化を図っていく。それが食料安全保障にもつながる、農家さんの生産基盤の強化にもつながると思っている」
■立憲・現職 羽田次郎候補(55)
「ただ価格を下げていくということだが、1800円とか2000円の随意契約のコメを放出すれば平均価格が下がるのは当たり前。銘柄米はいまだに4300円とかになっているので、効果は薄かったと思う」
政策転換は、タイミングが重なっただけと指摘します。
■立憲・現職 羽田次郎候補(55)
「私自身、参議院では農林水産委員を務めているので、前の江藤農林水産大臣、今の小泉大臣にもそれぞれ質問したが、今回たまたま随意契約をするタイミングが江藤前大臣の失言もあって小泉大臣がそれを発表するタイミングだっただけで、方針は農林水産省の中で決まっていたと思う」
■諸派・新人 山田雄司候補(35)
「実際のスピード感というのはすごいなと思ってみていた。だが、我々チームみらいとしては、ああいった対応が必要になる手前の部分の仕組みの部分が整っていないことが今回の混乱の原因の1つと考える。紙での情報集約が主になっていると聞いているので、そこのデジタル化を進めることで、どのエリアにどれくらいコメがあるのか、今後どれくらいのお米が今後市場に出るのか見えれば、不安から来る買占めは避けられる」
独自に推進したいコメ政策として…。
■諸派・新人 山田雄司候補(35)
「農作業を楽にするようなテクノロジー化、ロボット化が選択肢として入ってくる必要がある」
■諸派・新人 加藤英明候補(66)
「備蓄米は緊急事態の時に出すものなので、今出すのは適正ではないと思う。無ければ輸入するとかだと思う。その前に日本の減反政策とかがよくないと思う」
コメ政策を重視するとして、財政支援を強調します。
■諸派・新人 加藤英明候補(66)
「生産者の方、消費者の方、やはり公的なお金を使いながら重要なことなので、そうした政策が重要かと思う」
参院選は7月20日に投開票が行われます。