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参院選候補者に聞きたいコト…どうする物価高対策

シリーズでお伝えしている「参院選候補者に聞きたい『5つのコト』」です。
県区に立候補している5人の候補者に同じ質問をぶつけ、質問ごとに5人の回答を並べることで候補者の考えを明らかにしていきます。

8日のテーマは今回の選挙の争点の一つ「物価高対策」です。
参院選県区に立候補しているのは、届け出順に、参政党・新人の竹下博善さん(42)。自民党・新人の藤田ひかるさん(35)。立憲民主党・現職の羽田次郎さん(55)。諸派・新人の山田雄司さん(35)。諸派・新人の加藤英明さん(66)の5人です。

選挙の大きな争点の一つ「物価高対策」について。自民党が公約に掲げる「一律2万円の給付金」に賛成か反対か、そして、物価高対策には今何が必要か…各候補の考えを聞きました。

■参政・新人 竹下博善候補(42)
「2万円給付は私はやるべきだと思います。ばらまきだとか色んな声はあると思いますが、今皆さん、生活が苦しい中で2万円給付いただいて困る人はいない」

ただ、給付金だけでは不十分だと話す竹下さん。更に必要だと訴えるのが…

■参政・新人 竹下博善候補(42)
「消費税の段階的廃止です。まずは国民の使えるお金を増やしていく。消費税が中小企業に与えている影響はすごく大きいので、中小企業を活性化していく、支援していく、そういう意味でも消費税の廃止はやるべきだと思っている」

■自民・新人 藤田ひかる候補(35)
「2万円給付には私は反対です。一律2万円給付というのには反対の立場で、『一律で』というのは、ターゲットが広すぎて効果に乏しいと思っている。給付は、必要な人、非課税世帯やエンゲル係数が高い世帯に絞っての給付にするべき」

藤田さんが今、最も力を入れるべきと考えているのが…

■自民・新人 藤田ひかる候補(35)
「これが一番本質的な物価高対策だと思っていますけど、皆さんの給料・所得を上げる。賃上げの裾野を広げる。中小企業・公的分野の皆さんでもきちんと賃上げの恩恵を実感できるようにすることが大切」

■立憲・現職 羽田次郎候補(55)
「2万円給付、単なるばらまきと言われても仕方ないと思います。先にある減税策のそれまでのつなぎとしては考えているが、自民党の政策には『ただ配る』その先の話が全くないという意味において、単なるばらまきだろうと私は捉えている」

物価高対策として羽田さんが訴え続けているのは「減税」です。

■立憲・現職 羽田次郎候補(55)
「まず、来年の4月には実現できるであろう食料品の消費税率0%、そしてそれまでの間は2万円の給付ということは考えている」

■諸派・新人 山田雄司候補(35)
「一律給付に関しては、チームみらいとしては反対の立場を取っています。よりもっと細かく見ていって、本当にニーズがある世帯に対して給付をしていくべきだというのが我々のスタンス。」

山田さんは子育て世代や働く世代の負担軽減を訴えます。

■諸派・新人 山田雄司候補(35)
「社会保険料の引き下げに着手していくべき。実際に子育てをしていたり、勤労世帯、そういったところに支援が当たっていくようにしていくことが必要になってくる」

■諸派・新人 加藤英明候補(66)
「給付金に対しては反対です。あくまでも一時的な話だし、税金を集めて配るということだから、国民に対しても失礼という理解です。やはり減税の方が適正かなと思います」
加藤さんはエネルギーと食品の価格を下げることを訴えます。

■諸派・新人 加藤英明候補(66)
「エネルギーだと原発の再稼働、稼働率を上げる。後はアメリカの『シェール』とかを安く購入できるので、食品はちょっと難しいところありますけど、そんなところで対応すべきかなと思う」

参院選は7月20日の投開票です。