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連合長野が最低賃金の引き上げなどを労働局に要請

物価の高騰が続く中、連合長野が長野労働局に最低賃金の引き上げなどを要請しました。
「最低賃金のあり方を見直す必要がある」と訴えています。

長野労働局を訪れた連合長野の根橋美津人会長は要請書を提出し、最低賃金の引き上げなどを求めました。
大企業などで賃上げの動きがある一方で、企業間の賃金格差が拡大しているうえ、物価高で生活に苦しむ労働者も多いとして、最低賃金のあり方を見直す必要性を訴えました。

■連合長野・根橋美津人会長
「働いても暮らしが厳しいと、悲痛な声が高まっている。自分たちの働きがしっかり報われる、そんな水準を目指すことが重要」

長野県の現在の最低賃金998円は全国平均よりも57円、最も高い東京都より165円低く、地域格差も改善すべきと訴えました。

長野労働局は要請を踏まえ、7月からの審議会で最低賃金の改正を諮問します。