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「ウクライナのこどもたちがみた世界」絵画展始まる

ロシアのウクライナ軍事侵攻から3年余りが経つ中、長野市の大学で、現地の子どもたちの絵画展が始まりました。彼らは何を思いどんなメッセージを絵に込めたのでしょうか。

■大槻瞳アナウンサーリポ―ト
「ウクライナの中学2年生が描いた作品です。戦争がどれだけ日常を変えてしまったかが伝わります。こちらでは現地の子ども達が平和への願いを込めて描いた絵画が展示されています」

「戦争はいつまで続くの?」子どもたちの悲痛な思いです。
長野市の清泉大学上野キャンパスの図書館で30日から始まった絵画展には8歳から15歳の子どもたちが描いたおよそ70点が並びます。

■清泉大学2年生
「だんだん忘れられがちになってきていると思うので、そういった時にこういう子どもたちの絵を見ることで思い出されることも考えさせられることもあるので、とても良い機会だと思う」

熱心に見入る学生たち。どんなメッセージを受け取ったのでしょうか。

■清泉大学2年生
「これは(絵の中の人が)すごく平和な絵を描いているけど、外では白黒で残酷な現実が描かれていて、戦争の残酷さ、辛い気持ちとか平和になってほしいという願いが絵に表れている」

■清泉大学2年生
「暗い色が多いのかなと思っていたけど、思っていた以上に明るい色が多くて、明るい気持ちになりたいっていうのもあるんじゃないかと思う」

日本が戦後80年の節目を迎える中、今一度平和について考えてほしいと開かれた絵画展です。

■清泉大学事務職員・田村栄子さん
「こういう人たちがいる、自分たちはどうすればこういう風に(戦争に)ならないだろうって考える機会になってもらえれば」

展示会は7月13日まで開かれる予定です。