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松本市の元職員が町会費200万円余りを着服

今年3月まで、松本市の地域づくりセンター長を務めていた市の男性職員が在職中に町会費200万円あまりを着服していたことが分かりました。

松本市によると、島立地区の地域づくりセンター長を務めていた市職員の男性(61)は、2023年度から2024年度までの間、町会から受けとった現金を金融機関に入金せず217万円余りを着服していました。

4月、後任の職員が会計上の不明点を見つけ、数回にわたり元センター長に聞き取りをしたところ着服を認めました。

■松本市・伊佐治裕子副市長
「これは明確な意図を持って不正行為の隠ぺいが行われた。着服された金額も相当な金額ということになります。」

着服した金は生活費や借金返済に充てており、既に全額を返金しています。
男性は3月末で定年退職し退職金が支払われています。
市は今後、退職金の返納処分を検討し手続きを進めるほか、地区の意向をふまえ刑事告訴の判断をしてくとしています。