スマホ電波圏外でも山岳遭難を迅速救助へ実証実験
山岳遭難が起きた際、スマートフォンが圏外のエリアでも迅速な救助につなげるための実証実験がありました。救助開始までの大幅な時間短縮が期待されています。
実証実験は、松本市で登山の地図アプリを開発・提供する「ヤマレコ」とKDDI、県警が共同で実施しました。
登山者がスマートフォンが圏外のエリアで遭難した想定で、救助活動に動くまでの流れを確認しました。
遭難者がスマートフォンの「ヤマレコ」というアプリでSOSのメッセージを発信。
すると…
■アラーム鳴り
「SOSメッセージが届きました」
4月に提供が始まったKDDIの衛星通信サービスを使って家族にメッセージが届きます。
それをもとに、家族が通報します。
■家族役
「長野県の北沢峠までの登山道で夫が動けなくなったと連絡がありました」
■警察
「今、山田さんがいる場所は説明できますか」
■家族役
「北緯35度46分18.82秒…意識や自発呼吸はあるんですけど骨折していて…」
これだけの情報が、通報の段階で共有できます。
■県警山岳遭難救助隊・岸本俊朗隊長
「今回、どういった項目が私たちが必要かというのを事前に相談して、それを反映してもらった。これだけ正確な情報が初期段階で入っていれば、救助する側としてもスムーズに救助できる」
電波の届かない場所が多い山間部では連絡手段が無く、本人が自宅に帰ってこないことを気にかけた家族などが通報するパターンが多くあります。
今回のシステムを利用すれば、数日から数十日かかっていた救助開始までの時間が、30分以内に短縮されることが期待されます。
■ヤマレコ・的場一峰社長
「実際に遭難してそこから助かるまで、その時間がどれだけ短いかが助かる基準の1つ。
1人でも多くの人が助かるようになっていくといい」
このシステムは今年の夏以降の導入を目指しています。
実証実験は、松本市で登山の地図アプリを開発・提供する「ヤマレコ」とKDDI、県警が共同で実施しました。
登山者がスマートフォンが圏外のエリアで遭難した想定で、救助活動に動くまでの流れを確認しました。
遭難者がスマートフォンの「ヤマレコ」というアプリでSOSのメッセージを発信。
すると…
■アラーム鳴り
「SOSメッセージが届きました」
4月に提供が始まったKDDIの衛星通信サービスを使って家族にメッセージが届きます。
それをもとに、家族が通報します。
■家族役
「長野県の北沢峠までの登山道で夫が動けなくなったと連絡がありました」
■警察
「今、山田さんがいる場所は説明できますか」
■家族役
「北緯35度46分18.82秒…意識や自発呼吸はあるんですけど骨折していて…」
これだけの情報が、通報の段階で共有できます。
■県警山岳遭難救助隊・岸本俊朗隊長
「今回、どういった項目が私たちが必要かというのを事前に相談して、それを反映してもらった。これだけ正確な情報が初期段階で入っていれば、救助する側としてもスムーズに救助できる」
電波の届かない場所が多い山間部では連絡手段が無く、本人が自宅に帰ってこないことを気にかけた家族などが通報するパターンが多くあります。
今回のシステムを利用すれば、数日から数十日かかっていた救助開始までの時間が、30分以内に短縮されることが期待されます。
■ヤマレコ・的場一峰社長
「実際に遭難してそこから助かるまで、その時間がどれだけ短いかが助かる基準の1つ。
1人でも多くの人が助かるようになっていくといい」
このシステムは今年の夏以降の導入を目指しています。