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高校生がプロからめっき加工の技術を学ぶ

岡谷市の高校生が下諏訪町の企業からめっき加工の技術を学びました。プロの高い技術を体験してほしいと10年以上続く取り組みです。

めっき加工を体験したのは、岡谷工業高校・環境化学科の3年生です。

■「ある仕掛けをします。こうすると泡が出て来たよね。色が変わります」

下諏訪町でめっき加工を手掛ける大和電機工業の社員を講師に招き、プロの加工技術を学びます。
めっき加工は、金属などの表面に金属の薄い膜をコーティングし、外観をきれいに見せたり耐久性を向上させる効果があります。
生徒たちは、銅を緑や透明の液体に浸して「ニッケルめっき」や「金めっき」にする実験をしました。

■生徒
「楽しいです」

■生徒
「授業でやらないことだったので、新鮮で楽しかったです」

■生徒
「金になる瞬間が見られてびっくりした」

この取り組みは、プロの高い加工技術を体験してほしいと10年以上前に始まりました。

■大和電機工業・西中山宏さん
「理系離れが進んでいるので何とか解消して、理系や化学は楽しいんだなということを知ってもらいたい」

生徒たちは9月の学校の体験入学できょうの実験を披露するということです。