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高校生が生態系を乱すオオキンケイギクの駆除作業

生態系を乱す恐れのある特定外来生物、オオキンケイギクの駆除作業が佐久市で行われました。活躍したのは地元の高校生です。

■参加した高校生
「根っこが太くてなかなか取るのが大変です。」

手を煩わせているのは一見コスモスのようにも見えるこちらの花。北米原産の多年草で非常に繁殖力の強い「オオキンケイギク」です。佐久市望月の農地に咲いています。
長野西高校望月サテライト校の校外活動の一環で、有志20人が駆除活動にあたりました。

■参加した高校生
「何も知らないときれいな黄色い花。外来種だとみんなに知ってほしい。」

佐久市が特定外来生物の分布調査を実施したところ、市内の広範囲で繁殖していることがわかりました。完全に駆除するためには根を残さず取り除く必要があります。

■佐久市環境政策課・木内政裕さん
「在来植物を侵食して在来種がなくなってしまう。市でも駆除活動はやっているが、市だけではできないので市民に協力してもらいながら駆除をしないと困難」

約1時間で15袋分を抜き取りました。