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長野市で世界的指揮者がキッズオーケストラを指導

長野市で、世界的指揮者が子どもたちでつくる室内楽団の指導をしました。17日には演奏会を予定しています。

長野市の柳町中学校で練習に打ち込む、「NOVAキッズオーケストラ」の31人。
県内の小学生から高校生までが参加しています。
指導に当たったのは、世界的指揮者・ユベール・スダーンさん。
オランダ生まれで、ベルリン・フィルやロンドン交響楽団など世界の著名なオーケストラと共演してきた巨匠です。

スダーンさんは2018年、プロ奏者たちでつくる長野市の「ensemble NOVA(アンサンブル・ノーヴァ)」と共演すると、2022年からは「NOVAキッズオーケストラ」も含め、毎年一緒にコンサートを開いています。
この日は17日の公演に向けた練習で、本番もスダーンさんの指揮で子どもたちが演奏します。

■柳町中3年生
「緊張しました」「思ったより前の席で緊張しました」

■信大教育学部附属長野中2年生
「今までの練習ではやってこなかったこともたくさん学べたのですごく良かったし楽しかった」

■長野高専2年生
「『周りの人の音が聞けるくらい余裕を持って』とか、『音楽は数学だ』ということで弓の使い方とか全体のダイナミクス(強弱)とかを教わることが多かった」

休憩時間には個別レッスンにも丁寧に応じました。熱のこもった指導はおよそ3時間に及びました。

■ユベール・スダーンさん
「私にとっては、プロのオーケストラも彼らも全く違いはありません。同じです。子どもたちにとって、プロの指揮者と一緒に演奏することは素晴らしい経験だと思いますし、日本の最高峰のオーケストラで演奏するくらい高い能力を持った音楽家たちと同じ舞台に立つことは、とても貴重な経験だと思います」

コンサートは17日、長野市芸術館で開かれる予定で、プロ奏者たちと一緒に演奏する曲もあるということです。