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全国初 少年鑑別所や長野市教委など5者が連携協定

青少年の非行が多様化する中、児童生徒の健全育成を推進するため、長野少年鑑別所や信州大学など5つの機関が連携協定を結びました。

協定を結んだのは長野少年鑑別所や長野市教育委員会、信州大学など5つの機関です。
校内暴力やSNS上のトラブルなどについてこれまでも連携してきましたが、社会情勢の変化によって問題が複雑・多様化しているとして、支援の充実をはかります。

■長野少年鑑別所・松本誠司所長
「非行に至る前の生育や環境面で問題を抱え、相談を求める人が多くいる。保護者においても相談を求める人が多くいることがわかっている。問題を抱える相談者に対して、重層的で切れ目の無い支援を行うことを本協定の狙いとしています」

相談があった場合、まずは少年鑑別所が聞き取り調査などを進め、各機関が連携して対応します。
その際、心理学の専門知識を持った信州大学が必要に応じて助言するということです。

少年鑑別所が大学も含めた5つの機関で協定を結ぶのは全国で初めてということです。