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沖縄の動画制作チームが長野の旧海軍地下壕を訪問

戦後80年…私たちは今、何を学ぶべきか。
長野市にある旧海軍の地下壕に沖縄県から動画制作チームが訪れました。
長野に来たその理由は?

■昭和の安茂里を語り継ぐ会・岡村元一さん
「掘った人たちは旧海軍の第300設営隊」

長野市安茂里地区に残されている…旧海軍が掘った地下壕です。

地下には、軍の中枢施設を置こうとしたとされています。
見学に訪れたのは沖縄県を主な拠点に活動する動画制作チームの2人です。

YouTubeなどを通じて、戦争の記憶や沖縄の声を語り継ぐなどの活動を進めています。

■UchinarsVoice・小橋川共仁さん
「他の松代とは違う目的でここは作られたんですか?」

■昭和の安茂里を語り継ぐ会・岡村元一さん
「そうですね、海軍の第300設営隊が掘り出したというのは、海軍の軍令部の命令でここを工事して掘り出した。海軍が山の中に壕を掘るということ自体が異常事態ですね」

1941年、旧日本軍はハワイのアメリカ艦隊を急襲。しかし、戦局は悪化し終戦直前に地下壕は掘られました。
長野に「大本営」が、つくられられようとした事実は、沖縄戦にも影響を及ぼしたとされ、2人は、県内にある戦争の痕跡を取材しています。

■UchinarsVoice・河原弥生さん
「沖縄と比べると(壕が)全然違うなと思いました」

動画制作チーム「UchinarsVoice」は6月23日の沖縄・慰霊の日に向けて、戦後80年ならではの動画を制作するということです。