
前回、長野市民のソウルフード「あんかけ焼きそば」を堪能した藤森。「権堂に日本最古級の映画館がある」との情報を受け、早速向かってみる。アーケード街に、ひっそりと佇む映画館。随所に映画全盛期の香りが漂っている。
明治時代に芝居小屋として建てられ「活動写真」の上映がスタート。長い間、地域の人たちから愛され、そこには人々の夢が詰まっていた。古き良き映画館でノスタルジーに浸る藤森。ちゃっかり、自分が主演する映画の宣伝も…。
アーケードを歩いていると、藤森を探して追ってきたという女性に突然声をかけられた。路上ライブ活動などをしていて、権堂の歌姫とも呼ばれるミュージシャンだった。さっそく権堂をテーマにしたオリジナル曲を披露してもらうことに。思わず口ずさみたくなるようなキャッチーなメロディーに、自然と体も踊り出す。
権堂を離れ、次に向かったのは長野市役所のすぐ近く。毛糸を布に打ち付けてラグなどを作る技法“タフティング”の専門店があるという。推し情報の場所へ行ってみるが、そこは薄暗い雑居ビル。一抹の不安を感じながらビルの階段を上っていった。そこに楽しい世界が広がっていると信じて…。