COUNCIL 放送番組審議会

長野朝日放送・放送番組審議会(第320回)

開催年月日

2023/03/23

開催場所

4F 役員会議室

出席者

委員総数9名  出席委員数6名

(出席委員)
遠藤守信委員長 丸山貢一副委員長 小林玲子委員 加藤尚也委員 青木恵里子委員 茂谷浩子委員
(リポート提出)
嶌田武司委員
(会社側出席者)
土屋英樹代表取締役社長 薮塚謙一常務取締役・報道制作担当 持田義取締役・放送番組審議会事務局長 五十嵐洋人取締役・編成業務担当 小林明子報道制作局長(番組プロデューサー) 仁科賢人報道制作局報道制作部員(番組ディレクター) 郡司勝己総務局長兼放送番組審議会事務局 西澤理子総務局総務部副部長兼放送番組審議会事務局

議題

  1. ダイワハウススペシャル ネイチャー&ヒューマンスペシャル シリーズ12
  2. 「響け 姉妹の木遣り唄 ―諏訪 御柱祭―」について
  3. その他の番組に対する意見要望について
  4. abnに寄せられた視聴者の声の概要について
  5. 2023年4月編成について
  6. 2023年4月の単発番組について
  7. 次回課題番組等について

議事の概要

  • 主人公に据えた木遣りという役割を担う若い姉妹・家族が魅力的であり、着眼点が良かった。また、この姉妹・家族を通じて現代の諏訪地域の住民が御柱祭を楽しみ、存続するために長期にわたり準備している文化や風土、思い入れが十分に描かれたことで、視聴者にとっても祭を見たくなり、参加したくなるレベルまで興味が湧く内容になっていた。
  • 1200年続く諏訪地方の伝統行事がコロナ渦で開催が危ぶまれ、形態を変えて開催される事態に翻弄される地元住民の様子を1年間かけて取材し見ごたえがあった。
  • 音楽やBGMが印象的かつ効果的に使われていた。また、ナレーション無しの映像部分も効果的に使われ、祭の臨場感を伝えていた。
  • ナレーションを担当した桐谷健太さんは、番組にマッチして内容を引き立て、効果的なキャスティングだった。
  • 木遣り師の全体像(人数、男女比、年齢層、歴史)の説明が更に細かくされていると、番組の理解を深められた。
  • 全国放送されたこともあり、諏訪地方の縄文文化・国宝などの紹介したことで、地域の特性を知ってもらうのに役立っていた。
  • 諏訪大社御柱祭だけでなく、その後に周辺地域で開催される小宮の御柱祭を取り上げたことは、諏訪全体の文化紹介として価値があった。一方、「小宮」という呼称を番組で、紹介して、大社の祭りと対比すれば、より諏訪地域の祭り文化の特性を表現でした。
  • 映像は、躍動感や参加者の情熱が伝わってくるとともに、装飾、法被の色の鮮やかさと対比が撮らえられており、高い撮影技術力を感じた。
  • 上社、下社、地区ごとの特色などについて、詳細な説明があれば、地元住民にとっても更に良かった。
  • 少子高齢化・人口減少の中で、地域文化・祭が廃れていく傾向に対し、地域や住民がどう継承していくかについて考えさせられ、警鐘を鳴らす番組として多くの県民に見てもらう価値のある番組だった。

〇2023年2月にabnに寄せられた視聴者の声の総数はで120件(メール75件)、内訳は問い合わせ25件、意見24件、要望9件、苦情0件、その他62件だった。